高品質・鮮度保持への取り組み


  三重県南部のさんま漁船で唯一殺菌海水装置
冷海水装置
を導入し品質と鮮度を維持しています。

殺菌海水装置

殺菌海水とは次亜塩素酸を含んだ海水のことです。
殺菌海水装置1 殺菌海水装置2


次亜塩素酸は、薬剤等を一切使わず、自然のままの海水
電気を通して、電気分解することで得られます。


一般的に使用されている薬剤の次亜塩素酸ナトリウムは、
安定性を保つために保存料などの添加物が含まれていますが、
船上で作り出す次亜塩素酸は、天然の海水が原料ですので、
添加物は一切含まれていません。

殺菌海水装置

《効果》 

さんまの表面に付いていた雑菌が死滅


菌によって生じる腐敗の速度を遅くする。

程よい身の締りと、モチモチ感を維持
することで、鮮度や肉質の低下を解消。

食品衛生上も安心して取引することができ、
魚の保管状態や冷えの状態が良いので、
ヒスタミン中毒を起こす可能性はほとんどありません。

ヒスタミン
中毒
よく「青魚にあたる」と言います。

サバ、アジ、イワシ、サンマなどの青魚には、アミノ酸の
「ヒスチジン」が多く含まれており、モルガン菌
という細菌の仕業でヒスタミンに
変えられてしまうために起こります。

症状は顔面紅潮、頭痛、吐き気など

魚の保管状態が良いと細菌が動かないので、
そういうことはありませんが、保管状態が
良くないものや、冷蔵庫でしばらく置いてしまった
ものは腐っていなくてもヒスタミンが
多く含まれている恐れがあります。





冷海水装置

 冷海水は、温度にムラが生じないので
  品質を一定に保つことができます。
冷海水装置1 冷海水装置2

棒受網で漁獲されたさんまは、船倉で氷で冷やされ、
港まで持ち帰る方法が一般的です。
殺菌海水装置に通した冷海水は、氷よりも早く、
均一に魚を低い温度に下げる事ができます。
冷海水装置

《効果》


瞬時に魚を冷やすことができる。

生臭さが生じるのを防ぐ。

体色の色褪せを防ぐ。
氷は溶けて真水に変わり、体色が色褪せるなど、
鮮度を落としがちでしたが
冷海水装置を併用することにより、問題が解消されました。