朝漁れさんまのおいしさの秘密


きれいでおいしいその訳は、漁獲時間鮮度保持
こだわりの手づくり陰干し製法にあります。

朝漁れさんまの意味

何と言っても夜明け前のさんまが一番です。
長栄丸は夜明け前に獲れたさんま

朝漁(あさど)れさんま」
と名付けました。
漁獲時間と味にこだわりを持ち
「朝漁れさんま」のみ、丸干しに使用します。


漁獲される時間によって、さんまの状態に、次のような違いがでます。
夜中に獲れたさんま 夜明け前に
獲れたさんま
漁獲される時間 夜中 (2時前後) 夜明け前 (4時前後)
胃袋の状態 胃袋にはプランクトンが、たくさん残っています。 胃袋は空っぽに近い状態です。
お腹を押すと お腹を押すと「ふん」の様な物がたくさん出てきます。 お腹を押しても何も出ません。
焼いてみると お腹にプランクトンが残っているさんまを焼くと腹が割れ、中もグチャグチャで傷みの原因となります。 胃袋に何も残っていないため、焼いても白子や卵の内臓まできれいに残り、全ておいしく食べられます。



手づくり加工について

妻の濱中 朋美です。
主人が朝、持ち帰ったさんまを丸干しに加工しています。
作業風景
帰港後、一本ずつ鱗を取り除き、自然海塩「海の精」をすり込むように
塩をし、時間を置いた後きれいに洗い流します。
そのあと一本ずつ紐で縛り、陰干しで2〜3日。
加工風景
製造工程はすべて手作業で行うため、
一日の製造量は200本と限りがあります。




陰干しにこだわる理由

 乾燥機等を一切使用しない自然の風干し製法です
高鮮度・高品質で持ち帰ったさんまを手づくり加工したあと
一本ずつ紐で縛り、陰干しで
2〜3日様子をみます。
陰干し風景
味の落ちる一番の原因は「酸化」

長栄丸の丸干しのおいしさの秘訣は陰干(かげぼ)し」
にあります


酸化をすると、舌を「ピリピリ」とさすような味になり、
体調が悪い時などは、ヒスタミン中毒になる恐れがあります。
全てではありませんが、「脂肪分の多いサンマ」
「暖かめの気温」に、かなり影響されます。

また味が抜けている丸干しも、酸化が進んでいる証拠です。


陰干しにこだわる理由
日のあたる場所に干すと、
魚体が弓なりに反ってしまう

日にあたることで、さんまが酸化する。


おいしい丸干しができる条件
場所
出荷時期
日陰で風通しの良い場所
冷たい潮風
11月下旬〜2月下旬

※干す期間と気温・風の量により、硬さが変化します。